土曜日, 6月 30, 2007

iPhone

いよいよ巷(主に太平用の向こう側)で話題(?)のiPhoneの発売日になった。

PS3やWiiのときよろしく数日前から既に野宿待ちの連中が発生しているようで、当日となればどれくらいの騒ぎになるのか今から楽しみだったりする。

(もちろん、騒ぎといっても笑って済ませられる範囲であることを願います。)


そんな騒ぎも含めて、このiPhone関連の話っていうと我々日本に住む人間にとっては(しばらくは?)完全に対岸の火事。

そうはいっても、気になるものは気になるのが悲しい人間の性なんですなぁ(苦笑

そういう場合は、アメリカのAppleでGuide Tourなるものを配信しているのでそれを見ればとりあえずの欲求は満たされそうです。

こちら↓

Apple - iPhone - A Guided Tour


内容はもちろん英語ですが、早すぎず丁寧にわかりやすい言い回しをしていると思うので、読めるレベルの人なら理解可能じゃないでしょうか。

(まぁ、25分くらいあるので拘束時間はそこそこですが。)

偉そうなことを書いてますが、かく言う僕もこれくらいの英語なら何とかなるって程度です(汗


さて、内容の感想は...

動画で説明されると、操作方法なんかがはっきりとわかって、ほーすごいなぁ、なんて単純に感心してしまった。

何というか、触ってみたいなぁと思うくらい魅力的な端末だと思う。

でもどうしても引っかかるのが、文字の入力のところ。

PDAのソフトウェアキーボードをどうしても想像してしまうので、ちょっと懐疑的になってしまう(苦笑

何か親指2本で入力してたけど、ほんとに動画みたいにできるのかね?

全体的に、カッコいいのは間違いないけど、ここのところはどうなんかなぁと思う。

入力関係はやっぱり重要だと思うしね。



まぁ、その辺も含めて使用感は嫌でもそのうち出てくるので大人しく待つことにしましょうか。

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金曜日, 6月 29, 2007

脳内メーカー

脳内メーカー

どうも流行っているらしい。
ちょっと前に流行った成分分析みたいなものかな?


僕は一応、「shiosaba」と名乗っているので、とりあえずそれでやってみる。

結果↓


うそこメーカー
shiosabaの脳内イメージ



うわ、これは(苦笑
まぁ望むところではあるけども(笑
ちなみに「服」って何だろうね?



調子に乗って、「塩鯖」でやってみると

うそこメーカー
塩鯖の脳内イメージ


と、何やら怪しい感じになり、

さらに、「しおさば」でやってみると

うそこメーカー
しおさばの脳内イメージ

と言う具合になる。

漢字よりひらがなの方が色ボケおり、さらに微妙なエロス成分も加わり、その結果食欲が減退するという興味深い結果が得られた。

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木曜日, 6月 21, 2007

No thanks

X僕が普段使用しているパソコンのOSはLinuxなのだが、その中でもubuntuというのを入れている。

(気になる人は、Googleで検索すればいくらでも引っかかるのでそちらを見てほしい。)

簡単にいうと、Linuxっていうのは本来ならあくまで中核のソフトウェアのことを指すんですね。
で、それをと関連する諸々のソフトウェア群をパッケージ化して配布しているものを「Linuxディストリビューション」と呼びまして、私が使用しているubuntuはその中の一つなわけです。
で、この「Linuxディストリビューション」というのがながったらしいので(?)略して「Linux」と呼んでるわけですね。
(あってるかなこれで?)


で、ここからが本題。

昨年あたりからこの業界にMicrosoftが手を伸ばしはじめている。

実はMicrosoftは以前から、Linuxなどのオープンソースソフトが同社の特許を侵害していると主張していたらしい。
これまで、どうも大きな訴訟などには至らなかったようなんだけど、どうも方針を変えてきたようだ。

新しい方針は簡単に言えば、Microsoftの諸々の特許技術(Media Playerのコーデックとかね)を使ってもいいから、うちと提携したまえよというようなこと。

要するに、特許をたてにした囲い込みである。

もちろん、提携によってWindowsとLinuxの間の互換性が上がってくれることは喜ぶべきことなんだけども、それがMicrosoftと提携したものにしかもたらされないとしたら、やっぱり単なる囲い込みじゃないかと僕は思ってしまう。

このMicrosoftの誘いに、いくつかのディストリビューターが屈していて、次は私の使っているubuntuの番だと噂されていたのです(最近は勢いがあって、Linuxの中でも目立つ存在ですしね)。

で、この噂にたいしてubuntuプロジェクトの創始者が吠えました。

(原文→Mark Shuttleworth: No negotiations with Microsoft in progress)
(日本語の要約→ITmedia エンタープライズ:Ubuntu創設者、「MSと提携」の噂に答える)

強調している部分を引用すると、
「We have declined to discuss any agreement with Microsoft under the threat of unspecified patent infringements.」

シドニィ・シェルダンばりの超訳をすると、「詳細がはっきりしないのに特許違反だと脅されているような状態で、Microsoftと提携について話合いなんてやるわけないですよ」という感じになるかな。

詳細がはっきりしない、というのは、Microsoftは特許侵害を主張しているんだけども、具体的にどの技術のどの部分が特許侵害にあたるのかということを明示してきていないという経緯を指している。

こんな様子だから、特許侵害で訴えられるのを恐れて提携を結ぶほどの価値はないと彼は切って捨てるわけです。


でも彼は、Microsoftと協力すること自体を否定してる訳ではなく、フリーソフトウェアのコミュニティと協調し、それに貢献するというかたちなら協力すると主張している。
ただ、Microsoftの現在のやり方はそういうものではないと彼は判断したわけですね。


いやー結構真っ当なことを言っているような気がする。
個人的には、ubuntuもMicrosoftと提携したらどうしようかと思っていたので、はっきりと否定してくれてうれしい。
今の状態でMicrosoftと提携しても、結局Microsoftがふんぞり返っている状態に変わりはないと思うしね。


最後に彼は、最近よくきくのMicrosoftとの提携話を、「音だけのキスをしているように思える」と皮肉っている。

で、しめに一言。
「No thanks.」

まっぴらごめんだね、って感じかな?

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木曜日, 6月 14, 2007

「最近のコメント」を設置

最近友人がちょくちょくコメントをくれるようになったので、他のブログサービスなんかではよくある「最近のコメント」みたいなものをうちのブログにも設置してみた。

現在のBloggerでは、「テンプレート」の「ページ要素」というところから様々なページ要素を追加できるようになっている。
(例えば、「リンク」とか「アーカイブ」、「画像」、「HTML/JavaScript」など)
しかし、「最近のコメント」そのものをページ要素として提供しているわけではない。

ところが、ページ要素の中に「フィード」というのがある。
これに何かのフィードURLを指定しておけば、そのフィードが自動的に収得されてブログ内で表示されるという寸法。

さらに、現在のBloggerではコメントのフィードを配信している。
ということは、ページ要素の「フィード」のところにコメントのフィードURLをいれると、コメントが表示されるようになるのでは?


こう思い、コメントのフィードURLを探したのだけど見つからない。
で、結局いつも参考にさせてもらっている@akaさんのところで解決した。
clmemo@aka: Blogger Beta に「最近のコメント」を付ける
はるか昔に話題に上がっていたのをすっかり忘れていたようだ(汗

また忘れたときのために書いておくと、
「http://○○.blogspot.com/feeds/comments/summary」
(○○の部分は自分のブログにあわせて変更)
でオッケー。

そう思ってみてみると、個別の投稿ページの1番下に
「登録: コメントの投稿(Atom)」
というのがあって、そのURLが
「http://○○.blogspot.com/feeds/××/comments/default」
となっている。
こいつはどうも、コメント毎の個別のフィードのようだ。

こっちの方はうちにはほとんど関係ないが、やたらと盛り上がっているコメントを追跡するのにはちょうど良さそうだ。


ともあれ、これで多少は見やすくなったかな?

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Safariがwindowsで

macのウェブブラウザであるSafariが、windowsでも提供されるようになるらしい。

正式に配布されるのはまだ先の話で、現在はBeta版がアメリカのmacのサイトからダウンロードできる。


....羨ましい。

どうせ、Linux対応の予定はないんでしょうね。
(iTunesだって対応版が出てないもんネ。)

いや、Firefoxがあるので全く何の問題もないんですが、やっぱり新しいものは使ってみたいでしょう?(笑


早速、beta版のレビューが各所で出てきてますね。

「スッゲェ!!超クールだぜ!!!!」

というのと、

「windowsで最速?ハァ?○○より遅いっすよ。なんかすぐ落ちるし、日本語は対応してないし。脆弱性だって云々...」

という具合で、結構感想がはっきりしていて結構面白い。

僕は使ってないので何とも言えんのだけど、何というか、まだbeta版なんだから結論を出すのは早いよねぇという気がする。

beta版からだと、正式版までにずいぶん様変わりするもんですよ。

例えば、私が以前から追っているFlockは、現在の安定版(0.7.14)と最近の日替わりテスト版(0.8.0.99らへん)では、全く別ものと言いたくなるぐらい違ったりする。
(Flockに関してはまた後日レビューする予定。)


個人的に、ネットにどっぷり浸かっている人にとっては、例えインターフェースがカッコよくてレンダリングのスピードが無茶苦茶早くても、対応サイトと安定性がやっぱりものを言うのではないかなぁと思う。

逆に言うと、対応サイトが増えて、安定性が上がればwindows版のSafariだって十分選択肢に入るんではないですかね?
(ただ、見た目を気にするのであればFirefoxやOperaでテーマやスキンを気に入ったものに変更するのが1番いいんではないかなと。)

macという宣伝効果抜群の企業が、Windows標準のIEにかわる存在を発表したっていう意義は大いにあるかもしれない(IE以外の選択肢に目を向けるという意味で)。
でもこれも、ネットを見たり云々することに対してそれほど貪欲でない人にはきっと関係ない話なんじゃないかなぁとか思ったり。


何にせよ、はじめに言ったようにLinux使ってる人には関係ない話なわけで...(苦笑



(なんとなく悔しいから、偽Safari風にしてみた。ubuntuのテーマ自体もmac風に変更してみたり。)

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月曜日, 6月 11, 2007

ファンタジー小説

僕は以前からよく小説を読むのだが、実はファンタジーものが好きだったりする。

一口にファンタジーといっても色々にジャンル分けが可能で、硬派なものから児童文学のようなものまで様々なものが書かれている。

中でも、この一年ほどは海外の作家の手によるものを好んで読んでいる気がする。
(意識的にそうしてる訳ではないけど、気がついたらそうなっていた。)

一番好きなのは、数年ほど前からハヤカワ文庫から新装版で刊行されている、デイヴィッド・エディングスのシリーズだ。
「ベルガリアード物語」が5冊にはじまり、その続編「マロリオン物語」5冊、両シリーズに登場して主役を完全に喰ってしまっている父娘それぞれの人生を描いた「魔術師ベルガラス」と「女魔術師ポルガラ」がそれぞれ3冊づつ、それとは別の話で聖騎士スパーホークの活躍を描いた「エレニア記」と「タムール記」がそれぞれ6冊、合計で28冊がこれまでに刊行された。

今日、タムール記の最終巻を読み終えたけど、何ともらしい感じで満足だった。


彼ら(夫婦で共著だから)の作品の何が魅力なんだと聞かれると、登場人物たちが繰り広げる会話だ、と答える人が意外と多いんじゃないだろうか?

どう考えてもアメリカのドラマや映画なんかの雰囲気を感じさせる皮肉の応酬は、ストーリーラインそっちのけで思わずニヤリとさせられるものばかりだ。
ムアコックみたいにジメッと暗い感じにならないのはこれが原因だと思う。

それに多分対象としてる年齢層も少し高めで(下ネタもさり気なくふんだんに盛りこまれているしね)、ハリーポッターなんかを読むのは少し気恥ずかしく感じる僕にはピッタリだ。

それに、何といっても構えずに読めるのがうれしい。

ファンタジーでもガチガチに硬派なものや、ムアコックのシリーズみたいに深遠な思想のようなものを感じさせるものも読むけども、やっぱり僕はエディングス夫妻の「会話」が一番好きかなぁ。


今回で新装版の刊行は終了し、しばらく間をおいて08年に新シリーズが刊行されるらしい。
次回は4部作だということだが、日本語訳にしたらいったい何冊になるんだろう?(苦笑

それまでは、隔月刊行のエターナルチャンピオンシリーズでも読んで待ってよう(ハヤカワばっかだな 苦笑)。


P.S.
妻であり、共著者でもあるリー・エディングスが亡くなったそうだ。

エディングス夫妻の物語に出てくる女性がオノ・ヨーコばりに強烈な個性の人ばかりだったのは、きっと彼女の力なんだと勝手に思っています。

御冥福をお祈りいたします。

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金曜日, 6月 08, 2007

Advanced/W-ZERO3[es]

昨日、ウィルコムから新作の発表があった。

その名も「Advanced/W-ZERO3[es]」。
(参考 -スペック等。ケータイWatchより。)


名前の示すとおり、前モデルであるW-ZERO3[es]の進化版といった感じの内容。
(参考 -両モデルの比較写真。デジタルARENAより。)

筆箱みたいだった前モデルと比べ、厚みと幅が減ってコンパクトになったけど無線LANも搭載、その他諸々のスペックも上がってるよ、という感じ。
画像を見た感じでは、全体的に引き締まって見えるのと、キーボードの質感がアップしているように感じる。

機能面では、カーソルキーにジョグ機能が搭載されたのが売りになっている。
(要するに、ipodのやつみたく、グリグリこすることで操作する。)
でもこれって、故障の原因になりそうな気が(苦笑


全体的に取り立てて非難するところのない、非常に無難な(いい意味でね)モデルになっているのではないでしょうか?

こうなると、後は見た目とか、好みの問題しかなくなってくる訳です(苦笑
(あ、回線の契約内容にもよるのか。)

もし、ウィルコムに回線を持っていればこのモデルは間違いなく欲しかっただろうけど、回線を新たに契約してまで欲しいかといわれると微妙かなぁ。

というのも、今となってはソフトバンクとかからもWindows Mobileが載っていて、まともなキーボードがついているという端末は出てますしね。
初代W-ZERO3が出たときと比べてみれば、日本の状況も変わったように感じる。
(もちろん、状況の変化をもたらす大きな原動力となったのは初代のヒットです。)
しかし、その分、この新モデルも他社製品のいい部分をしっかりと受け止め、反映しているといえそう。
キーボード周りとかはhtcのやつみたいで、見るからに打ってみたくなる感じがいいなぁ。


しかし、前のモデルからの疑問だが、どうしてキーボードが正面からみて右側にせり出すようになっているんだろう?
そうすると、横にして持ったときに、自動的に画面が右手側、カーソルキーが左手側に来ることになる。
左手でカーソルを操作するのは、僕にとっては違和感があるんだけどどうなんだろう?
今回のモデルなんか、ジョグ機能もついているのだから、なおのこと不思議に思う。
(ひょっとして、右手だけで操作する人を想定しているのかな?)


まぁ何にせよ、こういう面白いのがバシバシ出てくるのはいいことだと思います。
今回のモデルはウィルコムに言わせると、パソコンと携帯の間の携帯側より、という位置付けだそうなので、次はパソコンよりのモデルの発表が聞きたいですね。

(スマートフォンを「携帯の機能とパソコンの機能を搭載した電話機」(代表取締役社長の発表より。参考)と定義するのはどうなんでしょう?
こういう言い方をしたら、結局携帯電話としては大きすぎ、パソコンの代わりに使うには機能的な制限が多すぎる、というような印象を抱かせかねない気がします。
いっそ、「携帯ともパソコンとも違う、すっげぇイカした近未来的端末」とでも言って売り込んだ方が誤解も少ない気がするのですが...)

見た目を変更

最近、パソコンの画面を眺める時間がどんどん増えていっている。

すると、当然目に疲れが出てくる。
どういう訳か、特に白色は僕の目に刺さるような感覚を覚えるので、早速このブログも色を変えてみることにした。
(もちろん、ウィンドウのテーマは真っ白ではないものにして、Open Office等でも目立たない色になるようにしている。)

今まで使っていたテンプレートは気に入っていたのだが、目の健康のためには致し方ない(苦笑


選択の基準は、白がメインではないということ。
ただし、黒をメインにしてしまうと、これまた個人的には文字が読みづらく感じてしまうので、このような色のものに落ち着いた。

僕の目にはかなり優しい色使いになったんですけど、みなさんはどうでしょう?

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木曜日, 6月 07, 2007

オフラインでもRemember the Milkを

先日、Google Gearsについての記事を書いた。
(詳しくはこちらを↓
Waltzing is Hip!: Googele Gearsを利用してみる)


投稿の時点では対応しているサービスがGoogle Readerのみだったので、これからの展開に期待するというようなこと書いたが、その後早速対応のサービスがあらわれた。

有名なオンライン・タスク管理ツール、Remember The Milkである。


ちなみに、このとは@akaさんの記事で知った。

clmemo@aka: Remember the Milk も Google Gears をサポート


先日紹介したGoogle Readerとほとんど同じやり方で導入できる。


オフラインでもこのサービスを利用できるというのはありかもしれない。

公式ブログの日本語訳(Remember The Milk 日本版 公式ブログ » オフライン機能リリース with Google Gears)でも書かれているが、ベータ版という扱いなので過信は禁物だが、期待の出来る内容だ。


Google Gearsに対応するサービスは、別にGoogleが提供しているものでなくてもいいんだということを再認識した。

(何となく、Googleのサービスに限ると思い込んでいたのです 汗)


こうなると、オフラインで使うことも想定したようなオンラインサービスってのが出てくるのかもしれない。

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水曜日, 6月 06, 2007

Sonata Arctica: UNIA



ライブ盤を除けば、彼らの5枚目のアルバム。

このバンドは僕が高校生のころにデビューして、それ以来聞きつづけているバンドである。

デビュー当時の作風はいわゆるメロスピというやつで、それ以前からその手の音楽を聴いていた人々にとっては色々と複雑な思いもあったようだが(パクリだとかね)、僕のように彼らの音楽を聴いてからメタルにはまったという人も多いんじゃないかと思う。

でも実は、彼らのアルバムをまともに聴いたのは2枚目までだったりする。

理由は色々あるのだが、3枚目と4枚目はピリッとしなかったというのが最大の問題だった。

個々の楽曲の質、アルバム全体の流れ、この二つが決定的にはじめの2作に比べたら劣っていたと思う。

(3枚目は特に酷くて、いたく失望した記憶がある。)

ただ、個人の音楽の趣味というのは時期によって大きく変わるものだと思うので、いま聴いたらどう感じるかはわからないが、当時はそのように考えていたのである。

結局、その3枚目と4枚目はさっさと売り払ってしまい、「次のアルバムがダメだったら俺はファンをやめる!!」と、固く誓っていたのである。


このような経緯があったから、彼らの新譜が出ると知って、正直複雑な気持ちだったのである。

しかも、発売日はジェフ・ベックのライブ盤とかぶっており、どちらを買うかかなりまよった。

結局、ソナタのアルバムを買って、今回は正解だったと思っている。


今回のアルバムの出来は、前2作の迷いをふっ切るかのような出来である。

彼らは、このアルバムでデビュー以来付きまとっていた「メロスピ」というイメージを完全に捨て去った。

アルバムの中にはアップテンポな曲はひとつたりとも存在していない。

この潔さが、彼らをひとつ上の段階へと引き上げているといえるだろう。

それに代わって、従来から得意としていたミドルテンポでの楽曲の充実と、若干のプログレッシブ寄りへの軌道修正が見られる。

もっとも、プログレッシブなものへの興味は2枚目の頃から見られたものではあるので、彼らからすると正当な進化と言えるのかもしれない。

新しい傾向がいくつも見られるのだが、概ねそれは成功しているんじゃないだろうか。


もちろん、このアルバムが100%素晴らしいアルバムだというつもりはない。


例えば、アルバムの構成。
アルバム全体がミドルテンポの曲で占められているので、どうしても似たような曲が多いというような印象をもってしまう。

「メロスピ」バンドというステレオタイプに苛立ちを感じていたのはよくわかる。

ハードロックバンドがバラードで売れてしまい、世間でのイメージと自分たち本来の楽曲の間で苦悩するというようなもので、よくあるはなしである。

それで曲のメロディーがよく伝わるミドルテンポの曲が多くなったのだろうが、中間の数曲が、曲自体は練られているのに中ダレ気味の印象を抱かせるのもこのあたりに原因があるのだと思う。
(ちなみに、ひとつ付け加えておくと、楽曲がよく練られていることがそのまま良い曲という評価につながる訳ではない。こねくり回しすぎというこも往々にしてある。)


しかし、展開の面での疑問はあるにしても、今回のアルバムは希望の持てるできに仕上っていると思う。

例えば、新機軸の4曲目、9曲目、11曲目あたりは曲として素晴らしいだけではなく、アルバム全体の印象を引き締めるのに一役買っていると思う。
(逆にいえば、これらの楽曲が存在していなければ多分途中で聞くのを投げ出したくなるのではないかと思う。)


もう一つ加えるとすれば、ボーカルのトニー・カッコの歌唱力が飛躍的に向上しているということがあるだろう。

もともとうまい歌い手ではあったのだが、1枚目と聞き比べてみるとその差は歴然である。

表現力と多彩な唄い回しを獲得した彼は本当に素晴らしいと思う。


今回のアルバムは、彼らの成長がはっきりと見られて、正直うれしかった。

勝負は次のアルバムである。

新しい彼らが、どのような成熟をみせてゆくのか期待したい。

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日曜日, 6月 03, 2007

Googele Gearsを利用してみる

先日、Google Gearsというのが発表された。

これを導入すると、グーグルが提供しているサービスが ローカルで実行できるというものらしい。

*ただし、現段階で対応しているのはGoogle Readerのみ。

僕は手元にある環境の問題でLinux(ubuntu 7.04)のFirefoxでしか試していないが、ウェブブラウザのプラグイン/add-onとして配布されているので、WindowsでもMacでも動作するらしい。
Google Gearsのサイトには、

Firefox 1.5以上
Internet Explorer 6.0以上

が対応しているとかかれている。

このページからGoogle Gearsのプラグイン/add-onをインストールすることができる。


今回はGoogle Readerのページからインストールしてみる。
ログインしてみると、右上の部分に見慣れない表示があるのがわかる。



「Settings」の左にある「Offline」というところをクリックすると、



このような表示が出てくるので、試してみたければ「Install Google Gears」をクリック。
すると、Google Gearsのページに飛ばされる。



ここで「Install Google Gears (BETA)」をクリック。



FireFoxの場合、このように普通のAdd-onとしてインストールされるのが面白い。
この後、普通のAdd-onをインストールしたときと同様にFirefoxを再起動する。

起動後いきなりこのような警告が現れる。



今回は実験なのでとりあえず「Allow」を選択しておく。
(普段は安易に許可を出してはいけないのはもちろんです、念のため。)
ちなみに今回はチェックを外しておいたが別段深い意味はないです。

するとこのように、インストールが成功したと表示される。


同時にGoogle Readerのページも開いているのでそっちを見てみる。
右上の表示に変化が。





表示にしたがいこの緑の矢印をクリックする。



このように、ダウンロードが開始される。

ダウンロードし終わると、表示がこのように変化する。



これで作業は完了。
オフラインでGoogle Readerの機能を楽しむことが出来る。

オンラインに復帰したければ紫の矢印をクリックする。
復帰と同時にオフライン状態での変更が同期されるようになっている。


さて、ここからは使用感などをざっと。

まず、ひとつ思い違いをしていたのだが、ローカルにダウンロードされるのは未読フィードだけではなく、「Starred items」も含まれているようだ。
そうすると、2000件のアイテムをダウンロードいうのは未読フィードと「Starred items」を含めた数なのかな?

それから映像や画像の類はダウンロードされない。
つまり、オフラインの状態で閲覧できるのは文章のみということ。

また、使用する際の体感速度も、データをダウンロードしてあるのでいくらか上昇しているようです。


どうもGoogle Readerをオフラインで使用することのありがた味があまり感じられないのですが、おそらくGoogle Gearsの売りになるのはGoogle Docs & Spreadsheetsあたりなんでしょうね。

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パソコン購入顛末記:その2 BTOで買う

さて、今日は前回の続きで、何を買ったかを書いていこう。

結局、諸々悩んだ末、ドスパラの通販でデスクトップを購入することにした。

なぜドスパラかというと、

1.知名度
2.ディスプレイの選択肢が豊富

といったところ。
特に2は、初めてデスクトップを買うので重要だった。


選択の基準は以下。

1.インテルのcore 2 duoが載っていること。
2.省スペースではなく、フルサイズ(?)のごつい奴。
3.Nvidiaのグラフィックボードが載せられること。

1.に関して。
はやりというのもあるので、その性能を試してみたかったのが本音(苦笑
ゴールデンウィークのあたりで、スペックアップと値段の改定があると聞いていたので、それを待っての注文となった。

2.に関して。
要するに、マザーボードがマイクロATXではなく、それより大きい普通のATXの方が良かったということ。
これは、後々箱を開いて作業することがあるだろうということをみこしての選択。

3.に関して。
これも今後をみこしての投資みたいなもの。
最近はグラフィック能力を食うような機能がWindowsでもLinuxでも出てきているので、それの対策のつもり。
はやりの3Dデスクトップを試したいというのが本音(苦笑

これに加えて、予算はディスプレイ等の周辺機器もあわせて10万円+2~3万程度というのもある。

この条件に合うものとして僕が選んだのはこれの上の方。
core 2 duo対応で、普通のATXのマザーボードのやつの中ではこれが一番安かったというのが決め手だった。


さて、ここからがBTOならでは!
パーツの指定を行っていく。

ちなみに、BTOとは「Build to Order」の略で、客の注文を受けてから組み立てる販売方法のこと。

とはいえ、全くのゼロからパーツを指定していくのではなくて、僕が注文した奴のようにショップが基準となるモデルと、そのモデルで選択可能なパーツというのをある程度選んでくれてあるのがほとんどだった。

で、パーツの指定だが...

パソコン本体に関しては結局、メモリを2Gにしただけだった(苦笑
というのも、CPUにしても、ハードディスクにしても、ワンランク下のパーツを選択したところで、総額に大した差が出なかったからだ。

ということなので、注文したパソコンのスペックは

CPU:Core 2 Duo E6420(デュアルコア /2.13GHz /L2キャッシュ4MB)
マザーボード:P965チップセット (ASUS製 )
メモリ:1GB×2 (DDR2 SDRAM 667MHz メーカー不明)
ハードディスク:320GB(7200rpm / シリアルATA II)
光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R×18/ DVD-RAM×12/ DVD2層書込み対応 メーカー不明)
グラフィックボード:GeForce 7600GS 搭載ビデオカード(256MB / PCI Express メーカー不明)

となった。
メーカー不明となっているところは、在庫状況等などにあわせてメーカーを変更するらしい。
ここはショップのモラルを信じて、いい品質のものを積んでくれることを祈るしかない(笑
(結果的には、ごく普通のパーツを積んできた。)


オプションは

モニター:LG製 液晶19インチワイド
スピーカー:Logicool のやつ(一番安いのが何故か品切れ?だったため)

を選択した。
液晶は、ワイドがよかったのだが、予算とスペースの関係上、19インチのものを選ぶことに。


結局、本体が10万と少しで、液晶2万2千円、スピーカー2千円、送料その他を入れて、総額13万6千円の買いものとあいなった。

正直、若干予算オーバー気味だが、まぁ液晶も買ったということでひとつ...


ちなみに、この値段の中にはOSの料金は入っていない。
僕はどうせLinuxを入れて使うのでOSなしのオプションを選んだが、もしウィンドウズをオプションで付けるとすると、vista home premiumで1万5千程度、XPのhome editionで1万2千程度代金がプラスされる。

Officeの類も入れるとなると、そこからさらに追加で2~3万程度プラスになる。


料金の支払いは、代金引き換え、銀行振込、キャッシュカードを利用した分割払い、ショッピングクレジット、コンビニ決済など色々手段がある。

僕は結局、代金引き換えを選んだ。
当初はキャッシュカードで分割の24回払いにしようと思っていたのだが、思いのほか支払い総額に差が出てしまった。
また、ネットでの話を色々見ていると、代金引き換えにした方が精神的にも安心だということだったのでそれにしたがった。

注文後、確認のメールが送られてきて、1週間程度で発送予定ということだった。
(ちなみに、自分の注文した商品の状況がドスパラのサイトから確認できる。)
予定日から数日は前後する(というか遅れる)可能性はあるなぁと思っていたが、きっちり注文から1週間で配送されてきた。


不具合もなかったようで、機嫌良く動いてくれていると思う。
もちろん、この投稿も新PCから行っている。

使用感の方は次に回そうと思うが、1つだけ。

僕は時代の流れをナメていたかもしれない(汗

ちょっとオーバースペックだったかなという気がしないでもないが、投資なのでと言い張ることにしている(苦笑

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土曜日, 6月 02, 2007

パソコン購入顛末記:その1 ノートorデスクトップ?

一つ前のエントリーで書いたように、デスクトップパソコンを購入した。

何故に今更デスクトップ?
ノートパソコンの方が取り回しがきいて便利なんでは?

と、思う人もいるかもしれない。


実はこれには色々な理由があるが、以下の3点にまとめられるだろう。

1.ノートパソコンは、購入状態から構成を変えにくい。
2.持ち歩くものに高性能は求めていない。
3.同じ価格帯なら、デスクトップの方がはるかに費用対効果が高い。

1.に関して。
僕は大学4年間、入学時に大学生協で買ったノートパソコンをずっと使用していた。
それを院に入ってからもしばらくだましだまし使っていたが、どうにもならなくなってきたのでハードディスクの交換に踏み切った。
(そのあたりの事情はコチラ→Waltzing is Hip!: さよなら、ウィンドウズ)

僕が使っていたのはNECのLavie LL700という、裏のネジを数本外してパームレストを持ち上げれば比較的容易にハードディスクにたどり着けるタイプのものだった。
しかし、交換できたのはハードディスクだけで、例えばメモリを交換したいと思っても、既に積めるだけ積んでいたので(256MB)無理なはなしだった。

そういう経緯があったため、今度買うパソコンはパーツの交換がしやすいものにしようと決めていたのである。
なにせ、いったん買ってしまえばその後少なくとも5年は使うのだ(苦笑)。


2.に関して。
僕は、持ち歩くものは出来るだけシンプルなものがいいと考えている。
というか、オールインワンではなく、機能別に別けて持ち歩く方が安心するたちなのである(笑

例えば、携帯で音楽を聴いたり、ワンセグ機能つきの携帯なんていうのも僕にはありえない。
だって、いざメールをしたり電話をしたりするときに電池が足らなかったらどうするんです?(苦笑

だから、僕は携帯と音楽プレーヤーを別々に持ち歩いている。
携帯は電話とメール、音楽プレーヤーは音楽が聴ければそれでいいし、出先でテレビを見たいと思うことがそもそもない(音楽を聴いているか本を読んでるから)。

(追記:要するに、音楽を聴いたりテレビを見たりという機能がついていても、その機能を使わないというだけのこと。
多機能携帯を僕が使わないっていうことではないので念のため。
でも、電子マネーとかいらないから、携帯に無線LANくらいついててほしいなぁと思う。)




この路線で考えていくと、僕が求めているのは
a.文章作成・閲覧が可能(出来れば無線LANなどのネット関連のもの)
b.軽くて壊れにくい
c.電気の持ちがいい

要するに、ある程度のキーボードが付いていれば、高機能なノートパソコンでなくてもいいのである。
Vistaなんて必要ない。
(例えばこんなのが話題になった。SA1F00A/SA1F00B - 製品情報 - プロのモバイルノート 工人舎ダイレクト)


加えて、持ち歩くものにハードディスクが僕は嫌で嫌でたまらない。
最近はSSD(Solid State Drives)なんていうのも登場している。
(詳しくはこちらを↓
デルからもSSD搭載ノートが登場 - Engadget Japanese
笠原一輝のユビキタス情報局 - PC Watch)

これを載せるメリットは、リンク先にも書いてあるが、耐久力の上昇と消費電力の軽減である。
(ハードディスクの代わりにUSBメモリの親分が載っているようなイメージ。
当然、ハードディスクよりもショックに強いし、物理的に回転させる必要がないから電力消費も抑えられるという寸法)
これはモバイル用として非常にうれしい。

もう少しすればこのSSDも求めやすい値段帯になるorこれを搭載したミニノートが出てきそうな気配である。
まぁこんな感じの理由から、少なくとも今回はノートパソコンを買うのは見送ろうというように判断した。
(ちなみに、こんなのが出たら僕は飛びついてしまいそうだ。
Asustek、$199の「クラスメートPC」を製造 - Engadget Japanese
Quantaから先進国向け200ドル版OLPC - Engadget Japanese)


えーっと、どこまでいきましたっけ?
あぁ、そうそう、次は
3.に関して。
これはまぁ、普通のことですよね。


とまぁ、長くなりましたが、こんな感じで今回はデスクトップを買うことに決めました。

次回は結局何を買ったかなどをアップ予定。

では。

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